昨日行った療育アドバイザー松本先生によるアナログゲーム療育の模様をお伝えします♪

その前に、以前松本先生が小児総合医療センターで行ったアナログゲーム療育講座について、自閉症・知的障害のある人を支援されている方がブログの中で「アナログゲームによる療育がすごい!」という記事を書かれています。

僕もこのアナログゲーム療育講座に参加させて頂き、また記事も拝見させて頂きましたが、体験したヒットマンガ、お邪魔者のゲームの様子や療育のコンセプトなど、とても分かりやすく丁寧に解説されています。

ご興味ある方はリンクを貼っておきますので、ぜひご一読ください(^^)/

http://egaono-wa.com/2016/06/06/post-314/

それでは、本題に入ります。

今回も2グループそれぞれ発達レベルに合わせてテーブル編成し、アナログゲーム療育を行いました。

グループ①の様子からお伝えします。

1

グループ①手前のテーブルでは、かえで先生主導で、ジャングルスピードからスタートしました。

このゲームは、次々にめくられていくカードの図形に目をこらし、お手付きができない緊張感の中、同じ形を察知して素早く棒を掴み取り、手持ちのカードを減らしていくゲームです。

図形や色の認知能力はもちろん、反射神経と集中力が求められます。

2

奥のテーブルでは、めぐみ先生主導で数の概念理解に役立つスゴロク系ゲームの「雲の上のユニコーン」からスタートしました。

ユニコーンを進めるにつれ、キラキラの宝石を集められるので、女の子たちにも人気のゲームです。

3

めぐみ先生テーブルの2ゲーム目は、パカパカお馬です。雲の上のユニコーンと同じようにスゴロク系のゲームですが、サイコロを2個同時に振り、どちらか一方を選択する(コマを進めるか道具を集めるか)という戦略的要素があります。

4

かえで先生テーブルの2ゲーム目は、インカの黄金です。

このゲームは、全員一緒に、神殿遺跡の内部を進んでいき、個別の判断で没収前に戻ったり、危険を覚悟で奥へ進んだりして、価値ある財宝をより多く集めるゲームです。

宝石を守るためにテントに戻るか、それともさらなる宝石を求めて神殿に進むか、相手の動きを見ながら自らの行動を選択するという、少々高度なゲームですが、ハマるお子さんがとても多いです。

5

グループ①最後のゲームは虹色のヘビです。ヘビの断片を色、形をそろえて、つなぎ合わせていくゲームです。

パズルに近い療育ツールです。

続きましてグループ②の様子です。

6

グループ②も手前のテーブルではようこ先生主導でジャングルスピードからスタートしました。

とても白熱していましたね(^^♪

7

そして奥のテーブルでは、松本先生主導で色のマッチング(色合わせ)ゲームからスタートしました。前回のレポでもご紹介した、より療育的要素の強いゲームです。

8

ようこ先生テーブルの2ゲーム目は、レシピです。

各自、自分の秘密レシピにもとづいていち早く料理を完成させるべく、具材を山札から引いたり、誰かが放出した具材を拾ったりして集めるゲームです。麻雀やドンジャラの簡易版みたいなイメージのゲームです。

9

奥のテーブルの2ゲーム目は、あつこ先生主導で虹色のヘビを行いました。

これまでも繰り返し色や形の認知を促すゲーム療育を行ってきましたが、回を増すごとに着実に成長が見られます。

この調子でがんばってほしいですね(^^♪

この他にも色の一致を促すフィッシングゲームや同じ絵柄をそろえるテディメモリなどを行いました。

この時期は気圧のせいもあるのでしょう。中には途中で集中力が切れ、離席するお子さんもいましたが、全体的にはとても楽しそうに、そして真剣にゲーム療育に取り組んでいました。

昨日は、アナログゲーム療育とオルオルハウスを見学したいという来客があり、僕とその方で2グループとも、ずっと外部から見学していました。その方も「それぞれのお子さんがとても楽しそうに、活き活きとゲームに参加していて素晴らしいですね」とおっしゃっていました。

僕もアナログゲームを使った療育の可能性に魅了された一人ですが、今後も共感される方々がどんどん増えるのでしょうね。

松本先生のさらなるご活躍を期待しています(^^)/

オルオルハウスかすみ

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です